『ロック~わんこの島~』

ご覧になって?映画『ロック~わんこの島~』

え~っ?!お世話係サン、観たのぅ~?とびっくりされた方。
残念ながら、というか当然のことながら、と言うか。
観てませんにょ(^m^)

観てないのに感想文を書く!

どうでしょう?この画期的でなおかつジコチューな試み。

フジテレビが毎日毎日朝の『めざましテレビ』で、このロック役のゴールデンを連れて全国をまわり、お天気をお知らせしていましたね?

も~ワタシャあれがいやでいやでしょうがなかったの。
それでついに『めざましテレビ』を見なくなっていたのだ(除く:きょうのわんこ)

ゴールデン・レトリバーが見られるのは嬉しい。
だが、それはその子が幸せそうにしてる姿を見て初めて嬉しいんであって、
「うわ~~~暑いだろ~~な~~~」「笑顔がないな~~」「こんなに全国回って、大丈夫かな~?」とか
ど~もそんなことばっかり思っちゃってしまうのにゃ。

さてさて。
そんなことで『ロック~わんこの島~』って映画があるって知ったのですけどね。

ワンコの出る映画って、決してワンコが幸せな環境にばかりいないじゃないですかー。
どっちかってゆーと、かなりな逆境、というか、ヘタしたら死んでしまうような展開になる。
これで世間は「かわいそうにー」と思って見るであろう。
て思ってんのか?制作側は?とついついね。怒りがね。こみ上げてきちゃうわけー
いわゆる「お涙頂戴」?
そんなことに犬を使うな~と思うので、わんにゃん登場モノは見ないことに決めてるのでありました。

つか、泣いちゃうからね。もうボロボロに。あげくにごはんが食べられないだの眠れないだの。
軽く病気チックになっちゃうからね。
だから見ないの。
フィクションだと思っていても、いやいや、きっとこんな目に遭ってる子は実際いるのだ!もっと酷いことになってるのかも!とか思っちゃうからね。

どうしても原発のあのことを思い出してしまうし・・・・


さてさて。
見ないと決めてたはずの『ロック~わんこの島~』

ええ。見ないんですよ。でもね、どんなストーリーなのか激しく気になる。
ま~た世間は犬の命を軽んじていやがるんじゃなかろうかと激しく疑心暗鬼。
なので、気になって気になってしょうがない。
で。映画は見ずに(^^;)
いろんな方のブログ等を拝見して、ストーリーを調べてみましたっ!

すると。
あら。想像してたのと違っていたわ。


ワタシが想像してたストーリー

三宅島に住む民宿で生計を立てている夫婦。そして一人息子(小学生)
そしてゴル。
幸せに暮らす。



三宅島噴火。



一家で避難せざるを得なくなる。



ワンコ置き去り。



数年後感動の再会。ハッピーエンド。


テレビでの短いCMを見て、勝手にこう想像してたので、「ぢぐぞぅ~~(激怒)」だったの。ええ。
『南極物語』と同じな展開じゃない?
生きてたから感動ってソレナニ?
命からがら生きていたのにたまたま生きていられたのに?感動って?何でっ?!
ソレ、感動ですかっ?!
今までのその子の空腹による苦痛、置いていかれた悲しみはチャラですかっ?!
えっ?!あくまでも人間目線かよ?!ワンコだって生きてるんだ。感情だってあるんだからなっ!

とね。そらそらはらわたが煮えくり返るってんですか?
そう思ってたの。見てもいないのにね。

すみません(素直に謝ろう)
『ロック~わんこの島~』のストーリーは若干こうではなかったようです。

以下、あちこちのブログを読ませてもらって分かった内容をMoreに書いちゃうよ。
あ。これから映画をご覧になる方はネタバレになりますので(^^;)





この主人公夫婦はまずは息子ちゃんを避難させ、そして全島避難の命が出てから夫婦も島を脱出することにして、そのときロックも連れて行こうとしてた!(←おおっ♪)
がっ!
脱出するために船に乗せられる直前にロックはゲージから逃げ出し、島に残ってしまった。(←はっ?!どんな状況かわからんがワタシだったら船に乗らねえ。もしくは島に戻る。だけど戻れなかったか?島に一般人は入れなくなった?)

そして、ロックは一人島に残り、家族は東京で不自由な暮らしを余儀なくされる。(←涙)

ロックを心配をしてた夫婦は避難センター?に保護されてるロックと再会する!(←よかったねっ!)

だが、夫婦が仮住まいしてる避難所にロックは連れて行けない。
なのでそのままセンターに置かれるロック。

ロックはセンターで徐々に弱る。(←きっと、あるよね~涙)

いつ島に帰れるかわからない。だけど、このままここにロックを置いてはおけない。
夫婦は思い切ってロックを里親に出すことにする。(←辛いだろうが大変賢明な決意と思う)

里親さんに引き取られるロック。(←辛いけど、でも、よかったね)

数年後、島に帰れることになる。
ロックを里親さんから再び引き取る。(←あれ?)
ハッピーエンド。


どうやらこんな↑感じらしい。


どでしょか。
これ、いいんでしょうか。(^^;)

ワタシが勝手に想像してたストーリーよりかは、はるかに、はるかぁぁぁ~~~~にいいんですケド、
ハッピーエンドが好きなワタシなんですけど、でも何か釈然としないなあ。

実際この映画を見た方たちの感想を読んでみると、

「里親さんがかわいそう」
「タイトルにわんこって出てくるわりに犬があまり登場しない」
「ロックがどうやって生き延びていたのか、その描写がない。何のためのタイトルか」
「主人公の奥さんを演じてる麻生久美子さんと子役ちゃんとワンコが可愛いから救われてる」


などなど。


「里親さんがかわいそう」
これはかなり納得できる感想ですね。

だって4年?も可愛がってくれたのに。
預けるときに主人公のお父さんが土下座してるらしいけど、その土下座の意味がこの「後々の引き取り」をお願いしてた、ということだったらしい。
無事に島に帰れた暁にはロックを返して下さい。無理を承知でお願いします!!!ってことだったのか。

もしワタシが里親さんだったらさ~と想像してみる。
のちのち返さなきゃいけない、と分かってるゴルと4年も暮らすってなかなかできることじゃないですよ?
かわいきゃかわいいほど別れが辛いじゃないの。
しかも4年て年月がまたびみょん。
短くもないし長くもない。
手放したら一番辛い時期かもしれない・・・

で、ネットで感想を書いてた人たちも
「ロックの幸せを考えてあげたらもともとの飼い主のところより里親さんのところで暮らした年月の方が長いし、島は置き去りになって、ごはんもなくて放浪したり辛い思いをしたであろう場所なのだから、そこへ連れ帰るってのはどうなんだろう?」って意見があった。

うむうむ。激しく同意してしまうわ。



ワタシだったらこう作る『ロックわんこの島』

三宅島噴火までは同じ。
噴火以後、

一家はロックと共に避難する。
ロックを預けられるところ(一時預かり)を必死に探す。
ようやくなんとかみつかる。
そこでたくさんの犬猫達が避難していて、その世話をする人たちの努力が映し出される。
全国から善意の募金、援助物資が届く。

島の噴火は沈静化しない。

ロックを里親に出す。
避難生活が長期化すると見て、主人公家族はロックの里親さんを捜すことに苦渋の決断をする。
その苦渋はちゃんと描く。家族なのに、大切なロックなのに。決して軽い気持ちで手放すんじゃないことを示す描き方をする。
里親さんになる人を捜すまでの苦労を描く。
募集してくれる人たち。里親希望の人たちを細かく描く。

里親さんのところへ行くロック。悲しい別れ。

数年後。
里親さんの下で幸せに暮らすロック。
やっと島に帰れる主人公一家。

遠く離れていてもロックは家族だよ。今でも大好きだよ。大切なロック。幸せにね。
島から遠くロックが暮らす町の方を夕日の沈む海を見ながら、家族はロックを思い少し泣く。


どうでしょうかっ?
まるで興行収入は望めないかもねっ?!

でも、これでも精一杯いいように考えて、こうなったんですよ~

だって現実は置いて行かれた子もたくさんいたはずだし。
センターで亡くなった子もいるかもしれない・・・・
悲しい現実がたくさんあったはず・・・
いかん。また泣けてくる。


この映画はあの東日本大震災より前に企画されてた映画みたいですね。
しかも史実に基づいてるお話。ロックは「きょうのわんこ」で紹介された子らしい。
ただ、ゴルではないみたい。ミックスちゃんだったとか。
それに現実のロックは島に置いて行かれてないみたいですね。
なので大部分が脚色されたものみたいですけどね。


大切な家族(犬猫)がいるってことはとっても幸せなことだけど、その幸せを守るためにはかなりな努力が要るってことを世間に知らしめてほしいとワタシは思うデスね。

いざというときは自己の行動をかなり制限されてしまうって承知の上で、覚悟の上で犬猫と暮らしてほしい。

だから
あまり気軽に犬猫を買わないで欲しい。
(モノじゃないんだよ。都合が悪くなったら捨てるとか・・・ばーろ!って気持ち)

そして、こんだけ心を砕いてる人がいるんだよ。大切な家族と思ってるんだよって知って欲しい。
(日本の法律上は犬猫はほぼモノ扱いなことに抗議しるっ!て気持ち)

犬猫の命、幸せは飼い主の努力次第。
災害時には飼い主の努力だけではどうにもならないことが多々ある。
だから公的機関も犬猫救済のためにもっともっとちゃんと考えてほしい。
そして何の関係もない犬猫を救うために奔走してくれる人たちがいる。

てことを世間に周知するための映画にするな。

ええ。ある意味プロパガンダ?(^m^)
そんな映画にする。
by nomanyan | 2011-08-19 15:27 | お世話係のつぶやき


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