4月2日。これも発作?

仕事から帰り、玄関のドアを開ける前、いつもいつも思うのは

「ノーマが元気で待ってますように」

たとえ若い頃のように踊りながら出迎えてくれなくても、ぐ~すか寝てても、
異常がなければぜんぜん構わない。

4月2日はノーマの14歳と9ヶ月の月誕生日。
なので、
何かおいしいもの買って帰ってあげよ~っと♪

と思って、近所のスーパーをうろうろしてたらうなぎの白焼きが目に入りました。
たしか先輩女子ゴルさま、う~に~ちゃんがおいしいおいしいって食べてたよねえ。
よし。ノーマにもふんぱつしてやるにゃ!

と、単品で1000円を越えるなんて、ノーマ家ではかなりぜいたくな食品を思い切って買って、
前述のように祈りながらドアを開けると、

いつものようににゃんこ隊が「帰って来たにゃか~!」「おかえにゃ~!」とニャーニャー出迎えてくれ、
「はいはい。ただいまただいま」と応え、「の~こちゃ~ん!帰ったよおお」と声をかけ、玄関を上がると

いつものお布団にいません。
いつもここで寝そべってるのに。
昨日は玄関で立って出迎えてくれたけど。

と改めて家の中を見ると

ゴトンゴトンと音がする。

ん?

玄関ホールに戻って見ると、トイレの前の廊下でノーマが立とうとしてもがいてる。

あれ?
転んじゃった?
で、立てない?
シニアだもん。そんなこともあるよね。

と思って、「だいじょうぶ~?立てる~?」と声をかけながら寄ってみると、
一見して単に転んで立てないのではないことに気づきました。

寝そべっているのだけど、上体が起こせずにふらふらしているし、両手にオヨダがいっぱいついてる。
顔を見ると、両方のほおにもオヨダのあとがいっぱい。

タイルカーペットの床にもオヨダと血がついてる。(血は歯肉炎なので歯茎から出たもの)

これは・・・たった今、発作が出たんだ、と思って、おちりのあたりを触ってみたけど、
失禁はなし。

では、どこか他のところで発作が出て、その後歩いてここまできて倒れたのか?と思ったけれど
家の中のどこにも失禁のあとはない。
まるで発作の直後のように、荒い息でふらふらして目線も定まらない。

横に座って身体を撫でて、直に治まるかと期待していたのに一向に状態が変わらない。

にゃんこ隊がごはんを待ってるので、ノーマが気になりつつも、とりあえずにゃんこ隊にごはんをあげ、
トイレを掃除し、またノーマのそばに座って、背中をなでたり、おなかをさすったりしてみる。

1時間経過しても状態は変わらず。

これは歩けなくなるに違いないと思ったので、ハニカム胴着を着せる。
着せたとたんに立ち上がろうとじたじたするので介助しながら立ち上がらせて、廊下をふらふら歩く。

玄関に行こうとするので、おちっこが出るのかと思って庭に出てみる。
だけど、おちっこはせず(それどころでない感じ)
右回りにぐるぐる歩く。
以前の徘徊と違って、とても小さな円でぐるぐる回る。

あぁ~~・・・・
異常だ。とても異常だ。
こんなこと初めて。

このまま庭にいてもおちっこもしないし、木の枝とかで目を傷つけても怖いので、無理に家の中に連れて入る。

お布団の上に誘導したのに、ノーマはふらふらとまた玄関に歩いて行って、そこで転んでしまって
荒い息をしながら寝そべっている。

これはやっぱり「発作」だよね?
いつもの大発作ではないけれど、やっぱり発作の一種だよね?
と思って、動物病院に電話してみる。
時間は8時半。

獣医さんと直接は話してないけれど、先生の意見としてはやはりそれも発作だろう、とのこと。
10時からは夜間診療の時間で獣医師が一人しかいなくて往診はできないので、連れてきて欲しい旨を言われる。

・・・連れて行って、どれほど効果の出る治療をしてもらえるのか聞いてみた。
だって今日はまさのすけがいないので、連れていけないんだもん・・・

とにかく、座薬を入れて様子を見ることにした。

それから1時間。
まったく状態は変わらず。
どころか酷くなったように見えた。

発作が出る前のような感じ。
オロオロと落ち着かず、ときどき後ろを見て、ときどきぶるぶる震える。
もじもじとしてじっとしていられない、といった感じ。
息もハアハア荒い。

このまま落ち着くのか?
今まで何度も発作は起きたけれどそのたびに落ち着いた。
でも、今回のはいつもの大発作とは違う。今日も落ち着くとは限らない。

以前しまた君を病院に連れて行ったときに利用したタクシー会社に電話してみたら
「現在使われておりません」とアナウンスが流れる。

ひょえ~!(T_T)

というわけで夜も10時だというのに、ぷ~ちん家に電話して、助けを求めてしまいました。

ぷ~ちん母さまとあっくんがすぐに飛んできてくれて、ノーマの様子を見て、病院に連れて行ってくれました。

病院では既に電話をしてたので待っていてくれました。

まずは体温測定。

発作が続くとずっと運動をしてるのと同じ状態なので、体温が上がるんですよ、と言われる。
そしてその体温が上がった状態も脳にはよくない、とのこと。

体温は40度近い。
確かにずっとハアハア言ってるし、お耳もめくるとまっか。肉球も赤い。

今後も発作の後は体温が上がるから下げるようにアイスノンとか使ってあげて下さい、と言われる。

アイスノンをあててもらいながら、脳圧を下げる薬とすこし眠る薬を静脈注射で入れる。
注射が終わらないうちにノーマはいびきをかいて眠り始める。

舌が出てるのが「重態」っぽくて悲しい。

発作が出ると熱が上がるので水分をとるべきだけど、きっと水も飲めないだろうから点滴を入れますか?と言われるのでお願いする。

眠ることによって脳が暴走してる状態を一旦収めて、リセットするんだそうだ。
この薬は1時間くらいしか効かないので、1時間後くらいにはまた目覚めて、以前と同じ状態になるかもしれないし、このまま穏やかに眠るかもしれない。

以前と同じ状態になるかもしれないので、このままお預かりしましょうか?と言われる。

が、ノーマと過ごせる時間は無限にあるわけでもこれからたくさんあるわけではないし、
入院してる間に何かあって、最期にあえなかった、という展開は避けたいので、入院はできるだけさせたくないんです、とお断りして連れて帰ることにした。

あっくんと先生がぷ~ちん家の車に乗せてくれて、車から家の中まではあっくんが抱っこしてくれました。
あっくん・・重かったでしょう。すみません。
帰りはずっと爆睡してたノーマでした。

11時半くらいに帰宅。

眠るノーマ
4月2日。これも発作?_e0142430_23472354.jpg

涎掛け代わりにタオルを巻いてます。

12時くらいに目が覚めたので、どうなるだろう?とドキドキしながら見ていましたが、
注射前の状態には戻らず、穏やかに眠りました。
by nomanyan | 2010-04-03 13:33 | 日常


15歳8ヶ月でお空に旅立ったゴールデンレトリバーのノーマとノーマを大好きだったにゃんこたち


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