2月21日。インターフェロン

ノーマの親戚さまがインターフェロンで腫瘍が小さくなったので、セラちゃんにもどうだろうか?と教えてもらいました。

だけどおいくらくらいかしら~?(T_T)と尋ねたら、そんなにめちゃお高くもないようだったので、ノーマの病院の先生に使ってるかどうか先日電話したときに聞いてみたのでした。

ノーマの先生曰く
使ってなくはない。だけどうちでは積極的には勧めていません。
使った子の全てに効果があるという結果が出てるのなら当然使うけれども、
現在のところは残念ながら「効果があって腫瘍が小さくなった子もいる」(「も」にアクセント)
程度なので、不確かなものはお勧めはできないかな?と。

つまり効果の程は「サプリ程度」ってことですか?
効果があった子もいる。全くなかった子もいる。って?と尋ねると

そうそう。ちょうどそんな感じ。と言われました。

それを十分承知の上で、それでもその可能性にかけてみたい、と飼い主さんの側から言われるのであれば
当院でも扱ってますので、インターフェロン、使いますよ。とのことでした。


はい。
腫瘍の全部が消失してくれればそんなに嬉しいことはありません。
だけどそんな例はあまりないんだろうとは思います。
それでもほんのちょっとでも腫瘍が小さくなれば。
若しくは大きくなるのが少しでも防げたら。遅くならせることができたら。
と可能性が少しでもあるのならその可能性にかけてみたいし、何よりその治療がセラにとって苦痛を伴うのであればとてもやってみたいとは思わないけれど、聞けばインターフェロンは注射するだけだし、セラは注射はぜんぜん平気だし、先日車に乗せたときもま~ったく怖がらず、どちらかというと好奇心いっぱいで外を見てたので、連れて行くのもセラの負担じゃない。
ならばやっぱり使ってみたいと思って病院に行ってきました。

ノーマの病院はいつでも患畜さんがいっぱいで、すごく待たされる(T_T)
道のりも40分くらいはかかるし。
なのでノーマちゃんを置いて行くのは不安なのでノーマちゃんも診察はしないけれど、車に乗せて一緒に連れて行きました。

すまんねえ(^^;)めちゃ迷惑かねえ?

今回も行きも帰りも「アレは何?」「これはっ?!」のセラ(^m^)
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ワタクシによじ登って後ろの景色も見る(^^)
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セラの腫瘍が一体何者なのか、結局わかってない。
そのことを「どうしましょう?お口の中の腫瘍を採ってもう一度検査に出してみますか?それによってその腫瘍に合った抗がん剤が使えるかもしれませんし、あらためてCTを撮って、もしかしたら手術が可能な場所かもしれませんし」と言われた。

だけど、猫の悪性腫瘍には抗がん剤はほぼ効かないんですよね?
効くことがあるのは悪性リンパ腫と肥満細胞腫なんですよね?
しかも抗がん剤はガンも叩くけど、正常な細胞も攻撃してしまうわけだし。
一か八かの治療と言えるし、
先日の検査では悪性リンパ腫ではないとはっきりと言われたので、あとは可能性としては肥満細胞腫であってくれ!と期待して検査に出す、ということですよね?
セラがまったく痛くも痒くもないのならその検査をしてもらってもいいんですけど、こんなに気にしてる口の中の腫瘍を多分痛い思い、怖い思いをさせて採取しなきゃならないのなら、その低い可能性のためにしてもらう価値があるかな?と思います。
と言うと、
先生も「わかりました。では追加の検査はなしでインターフェロンでいきましょう」と言われた。


お口の中を診た先生は「やっぱり先日よりも腫瘍が大きくなってるし、中に少し炎症も起こしてますし、膿んできてますね」って。

お口の中は雑菌でいっぱいだもんね(T_T)
腫瘍のような不確かな細胞はすぐに膿んでしまうよね。

インターフェロンを打つ前に簡単な血液検査をしてもらって体の状態を見てもらう。

結果は腎臓がちょっとね~
でした。
なので点滴もしてもらいました。

出血してるので貧血はどうか?と見ると、軽く貧血だけどそんなに酷くない。
腫瘍が膿んできてるけどまだそんなに酷くないようで白血球も正常値。


インターフェロン。
免疫力をUPさせて自分の免疫細胞でがん細胞を消すのが目的。
そう。健康であれば毎日体内にできてるがん細胞を免疫細胞が消してるからガンにならないんだよね。
だけどセラは何らかの理由で免疫力が落ちてしまって自分でがん細胞を消せなかったんだね。
インターフェロンで消せるようになるといいね。

がんばれセラ。がんばれセラの免疫細胞!


病院から帰ってきてぽかぽか陽気なのでお庭でお昼寝。
フェンス内の陽の当たらない場所でお昼寝するよりももともとのセラのテリトリーだったお立ち台の方がぽかぽかに陽が当たってるし。
こっちでお昼寝したら?と移動させたら、

生垣にすりんすりんしながら車の下に行き、そしてしっぽをぴんと立ててパトロールに出かけてしまった。

とととっ(汗)・・・パトロール行くのか。
しまった。

そんな元気ないと思ったのに。
やっぱり猫だ。がんばってしまう。

ははははやく帰ってきてちょうだいね。お願いよ。

点滴してもらったからか?
昨日より楽そうに見える。足取りが軽い。

すぐに帰って来て、立ち台でお昼寝してた。
よかった~~~(^^;)あのまま帰ってこなかったらどうしようかと思った。


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すごくのびのびと寝てる。リラックス。
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猫ってやっぱり慣れたところがいいんだなあ・・・・


セラにのびのびしてもらいたい。セラが楽しいと思うこと。快適だと思うこと。
してあげたいにゃあ・・・




セラの病院につきあって車に乗せられたのでちょっと疲れたようで、帰ってきてからはよく寝ていました。
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病院で「ノーマさんはどうですか?」って聞かれたので、
「今日も連れてきてますけど、落ち着いてきました。食欲も出てきたようです」と言うと、

複数の看護士さんや先生が「ほんとにノーマちゃんはがんばり屋さんですよね~~」としみじみと言われた。

そうか。
たくさんの症例を見ておられるであろう人たちから見てもノーマはがんばってるんだ。
飼い主のよく目かと思っていたけれど。


今朝は流動食だったけど、お昼から通常食に戻してみました。

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しかし。
ど~~~~うもうまく食べられない。

なんていうんだろうか。
上手く口が使えないというか。

スプーンでお口にごはん(肉、茹でた野菜をフードプロセッサーでどろどろにしたもの)を持っていくと
ほんの少し口をあけて舌をペロペロする。

いやいや。そんなことでは。
お口を開けないとごはんはお口に入らないよ。もうちょっとお口をあけて!
と何度言ったことか。

どうもやっぱり「飲む」仕草でしかない。

赤ちゃんに帰ってる?
ずっと流動食だったから忘れてる?
生き物として食べ方を忘れるってことがあるんだろうか?
では、発作で「食べる」動きの機能がやられてしまった?
それか、まだそこまで回復してない?

よくわからない。
でもチョ~時間をかけてなんとか全部食べた。

昨日も今朝もうんpが出たので(たいして食べてないのに)どうやらおなかはこわしてないもよう。
これもすべてミヤリサン様のおかげさま。ありがたいありがたい。

前回の発作のときはどうだっただろうかと、過去の経験と比べる。
う~ん。前回は熱が出てたのであのせいで食べられなかったのだと思っていたけれど、今回は熱は出てないのにあまり食べられない。
やっぱり食べられなくなるのは「発作」のせいなんだなあ。

いつだったか獣医さんから「発作自体では死にませんから」って言われたけど、
食べられなくなるのは確かに「発作自体」ではないから、発作の副産物ってことなのかなあ?

こんな副産物だったら
副産物では死ぬことあるよねえ・・と思った。

いつだったか、ホテル、ディ・マーレに泊まったとき、ノーマをじぃっと見てたご夫婦がおられた。
パピヨンだったかキャバリアだったかを連れておられた。
そして「うちもこの子の前はゴールデンだったんです」って話しかけてこられて。

そのゴールデンは12歳で亡くなったんだそうだ。
9歳のときにてんかん発作を起こして、ずっと抗てんかん薬を飲んで、その後は一切発作はなかったんだそうだ。
でも、12歳のときに3年ぶりに起こした発作はそれはそれは酷くて、そのときに胃捻転になって亡くなったんだって。

医学的にみれば?そのゴルちゃんの死因は胃捻転ってことになるけど、でも発作がそれを誘引したのであって。
こんな展開でも「発作では死なない」って言われるのは何だか納得がいかないというか。


ノーマ、ときどきまだすごくチックが出るけど徐々に少なくなってるような感じです。
寝てるときにチックが出る、ということがなくなりました。
今は泥のように眠っています。
なんとか回復期に入ってきたってことでしょうか。
by nomanyan | 2011-02-21 16:31 | にゃんこ隊


15歳8ヶ月でお空に旅立ったゴールデンレトリバーのノーマとノーマを大好きだったにゃんこたち


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